この記事は
- ディズニー長編作品でどれを見ようか迷っている人
- 古めの作品でハズレを引きたくない人
という方へ向けた、作品の紹介と向き不向きの目安、個人的な一押しポイントを示したものです。
この作品を一言で表すと
秘宝を巡る、少年と海賊たちとの死闘
ですかね。
簡易なあらすじ(内容バレなし)
初のディズニー実写作品。1950年公開。96分間。
ジム・ホーキンスという少年は、ひょんなことから大秘宝の在処を記した地図を手に入れる。
心強い仲間達を大勢連れて宝探しの冒険の始まりだ!
しかしその実、仲間の大半は、潜伏していた悪名高い海賊達だったのである。
宝を手に入れたい海賊達は船の乗っ取りの機会を虎視眈々と狙う…
こんな人に見てほしい!
- 冒険物語が好きな人
- パイレーツオブカリビアンが好きな人
- スリルを味わいたい人
こんな人は避けた方がいいかも…
- 画質がやや悪い(1950年作だから仕方ない)
- 人物の見分けがややし辛い
- 殺人を見たくない人
- 恋愛要素は皆無
印象深いセリフ・歌詞
You’ve got the word of Long John Silver.
ジョン・シルバーの言葉に二言はないぜ。
By ジョン・シルバー
個人的な一押しポイントと感想(内容バレあり)
- とてもスリリングな展開
- ジョン・シルバーはいいキャラ
- パイレーツオブカリビアン(2003年)との共通点があって嬉しい
主に実写作品を担当するウォルト・ディズニー・ピクチャーズ社の、記念すべき第1作ですね。
スリルがあってとても面白かったです。
今でこそ海賊の作品は世の中にたくさんありますが、おそらくそれらは、本作品を多少なりとも参考にしていると思われます。
特に、同じ会社が2003年に公開する「パイレーツオブカリビアン」は、この作品のオマージュが色濃く出ていたのだと感じました。
ジョン・シルバーという本作品の主役級の海賊は、腕力よりは知恵と策略で獲物を手に入れるタイプであり、冷徹な悪役ムーブをしておいて、最後の最後で少年を殺せなかったりする人間味もあるという、なかなか面白い人物です。
彼の性格が「パイレーツ」のジャックスパロウに、見た目と朗々としたしゃべり方はバルボッサに継承されたのかなあと感じましたね。
彼が小さなボートで一人大海原へ漕ぎ出す所で物語は終わるのですが、そこもジャックスパロウの初登場シーンに繋がるような感じがして、ちょっとぐっときました。
あまり欠点はない作品だと感じましたが、敢えて難点を挙げるとするなら、古い作品なので画質と音質がやや悪いことと、人物が全員もじゃもじゃ頭の屈強な男性のため、最初は見分けがつきづらいことですかね?
あとは物語の構造上戦いの場面が多く、グロくはないけれども結構人が死にますので、そういうのがアウトな人はやめた方がいいでしょう。
まとめ
内容の濃さは今でも存分に楽しめます!
冒険系、海賊物語系が地雷でない人は一見の価値があると思います。是非お試しを!