全員に見せ場があるタイプのプリンセス作品
あらすじ(内容バレなし)
1959年公開のアニメ作品。78分間。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ制作。
ジャンルはファンタジー、ラブストーリー。
14世紀(日本では鎌倉後期~室町時代前半)のおとぎ話。
ある王国に待望の女の子が生まれ、国を挙げてのお祝いが開催される。
お祝いには隣国の王様や妖精達なども招かれて華やかな盛り上がりを見せる。
しかし、悪い魔女のマレフィセントだけは祝いの場にふさわしくないため招待されなかった。
怒ったマレフィセントは会場に押しかけ、生まれたばかりの姫に呪いをかける。
姫は16歳の誕生日の日没までに、糸車に指を突き刺し死ぬだろうと…。
こんな人に見てほしい!
- 正統派プリンセスものを楽しみたい人
- 王子様がちゃんと活躍する作品を見たい人
- マレフィセント好きは必見
こんな人は避けた方がいいかも…(注意点)
- ラブストーリーを見る気分ではない人
- 「一目惚れ」系が苦手な人
- 絵柄は人を選ぶ?
印象深いセリフ
Borne through the skies on a fog of doom !
Now go with a curse and serve me well.
破滅をもたらす雲よ空を覆い
呪いの言葉と共に飛んで行け!
by マレフィセント
個人的な一押しポイントと感想(内容バレあり)
- フィリップ王子のチャラ男っぷり
- オーロラ姫の美声が素晴らしい
- マレフィセントの典型的悪役ぶり、ダメな部下に振り回されているところ
- 絵柄が中世モチーフで素敵
登場人物のキャラクターや性格が皆特徴があり、魅力的でしたね!
特に、今作の王子様フィリップは、ハンサムなだけではなく茶目っ気がありちょっとチャラいという個性が描かれているのが特徴的です。
この作品以前の王子様には性格の描写がなかったですからね。。。
ちゃんとカッコいい立ち回りも見せてくれて、中身がある男だという説得力があります!
オーロラ姫は高貴な美しさに満ち満ちていて、そりゃ森でこんな美人にあったら惚れるよなあという、
これまた説得力があるプリンセスです。
しかし、森で初めて会った知らない男に、「前に夢で会ったじゃないか☆」などと言われたら、
いくら顔面がよくても怖すぎる、普通は通報案件ですな…
フィリップは、オーロラ姫がおっとりさんで命拾いしましたね。
今作品の悪役マレフィセントは、近年実写化したりいろんなゲームにも出ていますが、正式な活躍を見たのは実は今回が初めてでした。
本来は多くの部下(グーン)を率いて魔の山を治めている魔女だったんですね。
ゲームの影響で、結構一人で暗躍したりピートと組んでたりしているイメージがありました笑。
部下がアホばかりで結構振り回されているのも何だか意外というか、ディズニーらしくて良かったです。
自分のことを「悪の頭領」と言い切るあたりも、なんだかかわいげがあります。
やらかしたことは逆恨みで生まれた少女を呪殺するというとんでもない悪事ですけどね。
式典に呼ばれなかっただけでそこまでするか…?!
絵柄は、中世のお話という背景を考慮してあるためか、少し独特です。
個人的には好きなタイプの絵ですが、好みは分かれやすいかなと思いました。
まとめ
今までの作品より、人々に個性がより出てきて古さを感じさせない面白さでした。
見たことのない方は、是非!