自力でコントロールできない「変身」は不便すぎる
あらすじ(内容バレなし)
1959年公開の実写作品。101分間。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作。
ジャンルはコメディ。
ウィルビー・ダニエル少年は賢い少年だが、いつも友人(?)のバズにいいように使われている。
ある日、お隣に考古学者の一家が引っ越してきた。
考古学者の一人娘はフランセスカという美人で、ウィルビーとバズはでれでれになる。
バズはいつものようにウィルビーを利用して、フランセスカを博物館デートに連れ出した。
出し抜かれたウィルビーは、ちょっとしたことから中世の魔法にかかり、むく犬になってしまう。
どうやったら人間に戻れるか分からず、ウィルビーは大弱り…
こんな人に見てほしい!
- ドタバタコメディが好きな人
- 明るい世界観が好きな人
こんな人は避けた方がいいかも…(注意点)
- モノクロの作品が苦手な人
- 着ぐるみまる出しが苦手な人
- 日本語字幕はない(吹き替えはあります)
印象深いセリフ
Description of suspect as follows: Large shaggy dog.
Color, dirty white, brown patches. Breed, unknown.
容疑者の特徴は次の通り。大きなむく犬。
色、汚い白、茶色の斑点。性別不明。
by ハンソン警察官
個人的な一押しポイントと感想(内容バレあり)
- 「黄色い老犬」から引き続き同じ俳優さんが主人公
- 弟がかわいい、肝が据わっていて大物
- 警察官コンビがかわいそうでかわいい
- 世界観の謎は残されたまま。続編があるということは…?
終始明るい気持ちで見られる王道コメディですね。
何故かモノクロでしたが、画質は結構良かったです。
主人公のウィルビー少年は、2年前の作品「黄色い老犬」でも主人公を演じていたトミー・カークさんでした。大活躍ですね。
内容は、ウィルビー少年がひょんなことから大型のむく犬になってしまい、何とか人間に戻ろうと苦戦するうちに、国を揺るがす大事件に巻き込まれるというお話です。
主人公を取り巻く人物たちはコメディ作品らしく、なかなか愉快な男たちが多いです。
特に、幼い弟は、兄さんが犬になってしまったというのに危機感が全くなく、
「以前から犬を飼いたかった」と喜んで実の兄に首輪をはめようとしたり、
お父さんを囮にして一人で危機から離脱したり、犯罪者の家に単身で乗り込んだりと、
無邪気の一言では片づけられないほどの肝の据わりっぷりを見せてくれます。
逆に、大人たちの方は繊細で動転しやすく、そのアタフタぶりがコメディの王道で面白いです。
警察官のコンビは、基本的に実直で性格がいい人達なんだということがよく分かり、
むく犬の行動に翻弄されっぱなしなのがかわいそうでもありかわいくもあります。
ちなみに、この作品では、魔法が最後には解けたのかどうか、明らかな描写がありません。
解けたのだとしても、何がきっかけで解けたのかも明示されていません。
この作品の約20年後に続編が公開されているようなので、もし主人公がウィルビーのままだとすると、魔法はかかったままということになるのでしょうか。
不定期に犬になってしまうのはあまりに不便すぎますね…狼男ですら満月おきで予想ができるのに…
ウィルビー少年大丈夫かな???
まとめ
あまり構えずに楽しめるコメディです!
モノクロがダメな人以外は、楽しく見られるのではないでしょうか!