ラテン・アメリカの旅(Saludos Amigos)の紹介と感想

南米への取材旅行を通じて完成した短編アニメの詰め合わせ作品

All these impressions, together with the local color that had been absorbed, resulted in a little travelogue.

印象に残った題材と色を組み合わせて、旅の物語が生まれました。

あらすじ

1943年公開の実写+アニメーション作品。42分。

ウォルト・ディズニー社の社員達は取材のため南米へ赴き、地元の風景や人物のデッサンを行う。

取材を通じて浮かんだアイデアから、4つの短編アニメ作品が生まれる。

短編アニメのお題目

  1. ドナルドのアンデス旅行
  2. 小さな郵便飛行機ペドロ
  3. グーフィーのガウチョ
  4. ブラジルの水彩画

こんな人に見てほしい!

  • 当時のディズニー制作のデッサンを見てみたい人
  • ドナルド、グーフィーのファン
  • さくっと気軽に見たい人(コミカルな短編詰め合わせなので気楽に楽しめる)
  • 日本語吹き替え版が豪華

こんな人は避けた方がいいかも…

  • 長編の作品を見たい人
  • 内容自体は子供向け
  • Disney+では日本語字幕がない(日本語吹き替えはある)

感想

実写パートの、スタッフが描くデッサンは色彩豊かで、それ単体で絵画作品として売り出せそうなほどの質の高さが伺えました。あのデッサンを持ち帰ってアニメに落とし込むわけですね。

普段気軽に見ているアニメーションの中に、どれだけの下準備が必要なのかと考えると気が遠くなりますね。楽しませて頂いた分、お金をお支払いしないとなあと思いました。

この作品の個人的一押しポイントは日本語音声です。

特に、「ブラジルの水彩画」に登場するオウムのホセ・キャリオカの日本語版の声に非常に聞き覚えがあり、とても驚きました。

ばいきんまんの声の方ですよね、あなた?!

こんなところにも出ていらっしゃったのか…と得した気分になりました。

この作品には日本語字幕が実装されていなかったので、音声英語+日本語字幕で見たい派の人には不利かもしれませんが、日本語吹き替えを担当された方は皆大物のようで、耳にも優しかったですね!

短編アニメの内容自体はコミカルでお子さん向けですので、ご自宅で小さいお子様をあやすために流しておく、という活用の仕方もありだと思います!

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