うっかりというよりは、性格に難あり博士の大発明って感じ
あらすじ(内容バレなし)
1961年公開の実写作品。96分間。ウォルト・ディズニー・プロダクション制作。
ジャンルはコメディとラブストーリー。
メドフィールド工科大学の研究者で教授でもあるブレイナードは、
一度実験に没頭すると他の全てのことが疎かになるタイプの人だ。
ある日、新たなエネルギー革命を起こしうる世紀の発明「フラバー」を開発した。
しかし発明に夢中になるあまり、その日が自分の結婚式の日だったことをすっかり忘れ、
式をすっぽかしてしまうのだ…
過去にも2回結婚式をすっぽかした経歴があるブレイナードに婚約者は激怒。
さすがに3回目の過ちは許されず、ついに見放されてしまった。
発明品「フラバー」を見せて婚約者の心を取り戻そうとするブレイナードだが、
世の中そんなに甘くないのだった…
こんな人に見てほしい!
- 空飛ぶ車にあこがれる人
- ハッピーエンドが好きな人
こんな人は避けた方がいいかも…(注意点)
- Disney+ではモノクロ版しかない
- 日本語字幕がない(吹き替えはあります)
- リアルなCG画像を求める人
- ギャグだとしても、嫌がらせの描写に心が傷む優しい人
印象深いセリフ
But remember this, the universe is millions and millions and millions years old.
It can wait a little, but girls can’t wait.
でも言っときますけど、宇宙は何億年も昔からあるものでしょ。
1年や2年くらい待ってくれます。女は違います。
by チャッツワース夫人
個人的な一押しポイントと感想(内容バレあり)
- 空飛ぶ車はロマンそのもの!
- 主人公の性格が悪いのはなかなか斬新で良かった
- 婚約者は女神級のやさしさ
これはコメディ、ギャグですね。
舞台もアメリカの大学で、明るい雰囲気で楽しめました!
「フラバー」はスライムのような見た目で、
力を加えるとどんどん力が増えていくというとんでもない物質です。
上手く活用できれば新エネルギー革命が起きるレベルの大発明です。
博士はこの「フラバー」を自動車に取り付けることで、なんと空飛ぶ車を開発します。
聡明な博士ですが、なかなかの性悪だったのが意外でした。
恋のライバルはちょっとイヤミを言ってくる程度の人で特に悪くない普通の人ですが、
博士はただ気に入らないからという理由で発明品を悪用してライバルを怖がらせたり、
挙句の果てには警察に捕まえさせたりと嫌がらせをします。
自分の結婚式を忘れちゃうのは「うっかり」で分かるけれども、
嫌がらせについては全然「うっかり」ではなく、むしろかなりの計算高さを感じましたね…。
ただ、その嫌がらせも、コメディならではの軽さと明るさの為か嫌な感覚にはならなかったです。
むしろ、この博士結構いい性格してるなあと親近感がわきましたね。
博士の性悪さと正反対に、婚約者の優しさは女神級でした。
彼女は、研究に没頭する姿勢を愛しているのでしょうね。
一時的にキレても、結局は博士がもっとも追い詰められた場面では唯一味方になってくれるし、
危ない橋も一緒に渡ってくれる。
愛ですね。博士は本当に幸せ者です!!うらやましいぞ!!!!
この作品の注意点は、Disney+だと白黒しかないということと、
(吊っている線は上手に消されており、1960年代作品では相当頑張ったと思いますが)
空飛ぶ車等の特撮は令和時代の目線だと物足りないかもしれないということ、
博士が起こす嫌がらせパートが心が優しすぎる人には相性が良くないかもしれないということでしょうか。
まとめ
終始明るい調子で面白く見られる作品でした。
ハッピーエンドで見終わった後の感覚も良かったと思います!