無人島暮らしは夢いっぱい!
あらすじ(内容バレなし)
1960年公開の実写作品。126分間。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作。
ジャンルはアドベンチャー、無人島もの。
時はおそらく1790年~1800年ごろ(日本でいうと江戸時代の後半くらい)のお話。
スイスから新天地を求めてニューギニアへ航海に出たロビンソン一家だが、
途中で嵐に遭い船が難破してしまう。
見知らぬ無人島へ流れついた一家は、力を合わせて生き延びることを誓う…
こんな人に見てほしい!
- 無人島暮らしの楽しさを満喫したい人
- 勧善懲悪を見たい人
こんな人は避けた方がいいかも…(注意点)
- 本格的なサバイバルを見たい人(リアル度は低め)
- 大きなヘビの描写あり
- グロくはないが殺人の描写あり
印象深いセリフ
Is it running away to try to find a new life in a new colony?
To try to give our sons a chance to live, a chance to be free?
Is that running away?
新しい世界へ行くことが卑怯なの?
そこで、あたし達みんなに自由な暮らしを求める、それが卑怯なの?
by アンナ・ロビンソン(お母さん)
個人的な一押しポイントと感想(内容バレあり)
- 木の上の家は夢いっぱいで素敵
- CGなしでの動物との撮影が見事
- 弟がヤンチャすぎる
- 男装した美少女には夢がつまっている
お母さんは「黄色い老犬」でもお母さん役だったドロシー・マクガイア、
次男と三男は「黄色い老犬」「ボクはむく犬」でも兄弟役だったトミー・カークとケビン・コーコランでした。
この頃のディズニー実写作品のレギュラーメンバーですね。
こんなに短期間でいろんな作品に出演しているとは予想してませんでした。
さてこの作品は、無人島に流れ着いた家族が新たな生活を始めるロマンのある物語です!
木の上の家は冒険心にあふれた夢がつまっていています。
水道や冷蔵庫、パイプオルガンまで完備しており、普通に住みたいと思いました。
もうひとつすごいのが、動物たちとのシーンです。
ダチョウやシマウマに子供達が乗ってレースをする場面があるのですが、
CGがない時代ですから、実際に乗って走っているってことですよね。
百歩ゆずって馬なら今でも可能かもしれませんが、ダチョウやシマウマは難易度が高すぎる。
しかも、乗りこなしているのは10代の少年少女です。
ただの愉快なシーンに見えて、今じゃ絶対真似できない離れ技です!
内容の方もまた、夢が詰まった内容でしたね!
三男は猛獣に石を投げるわ、海賊に居場所をばらすわで、完全に危機感が欠落しているのですが、
それが事態の突破口になることが多く、いつも手柄を上げる結果となります。
現実の良い子は真似してはいけませんが、映画のトリックスターとしては満点の振舞いでしたね。
海賊に囚われていた少年が実は変装した美少女だったというのも、
コテコテの王道ですがやはり夢があって良いなと思いました。
展開も、最終的に悪い海賊を撃破して無事にハッピーエンドを迎えます。
注意点としては、リアルなサバイバルの作品ではないということでしょうか。
飲み水・食料の問題や野生動物対策などの現実的な苦労要素はほとんど出てきません。
そういうリアルなものを期待する人は拍子抜けしてしまうかもしれないです。
この作品は、サバイバルでハラハラするためではなく、無人島での夢の暮らしを魅せるためのものと考えるのが良いと思います。
まとめ
前向きで夢とロマンがつまった作品です。
恐いシーンもあまりないので、お子さんも楽しめると思いました!