初期ディズニーコメディーの集大成
Donald…have you ever been to BaÍa, no?
ねえねえ、バイーアへ行ったこと、ある?どう?
あらすじ
1945年公開。71分間のアニメ+実写作品。前作の「ラテン・アメリカの旅」の続編らしい。
ドナルドダックに誕生日プレゼントが届く。中には様々な物語が入っており、ドナルドを楽しませる。友人のホセ・キャリオカとパンチートも加わり、3人は賑やかにメキシコを巡る。
プレゼントの中の物語のお題目
- さむがりやのペンギン パブロ
- 空飛ぶロバ
- バイーア
- ラス・ポサーダス
- メキシコ: パツクアロ、ベラクルス、アカプルコ
- ユー・ビロング・トゥ・マイ・ハート
- ドナルドの白昼夢
こんな人に見てほしい!
- ディズニーランドのショーを見た気分になりたい人
- ドナルド、ホセ・キャリオカ、パンチートのファン
こんな人は避けた方がいいかも…
- 物語性は薄いので、骨太の物語を見たい人向きではない
- 「ドナルドの白昼夢」は、コンプライアンス的に大丈夫なのかほんの少し心配(あくまでも個人の偏見です)
個人的な一押しポイントと感想(内容バレあり)
- 演出がディズニーランドっぽい
- 実写のダンサーさん達が華やかでとても素敵
- 英語版パンチートの声量がやばい
- キャバ嬢にデレデレするおじさんのようなドナルドダック
ディズニーランドのショーを見ているかのような華やかで楽しい作品です。ここまでのアニメ作品の集大成といったところでしょうか。
あの手この手でウキウキする演出を次々に出してきます。飛び出す絵本のようなジオラマとアニメと実写を上手に組み合わせる箇所はディズニーランドのトゥーンタウンあたりを思い出しましたし、実写のダンサーさん達はみんな綺麗な衣装に素敵な笑顔で、キャストさんのようでした。
あと、今回初登場のパンチートの声量がものすごい。必見です。
この作品は日本語吹き替えもあるのですが、パンチートのやばい声量の部分だけが英語に戻っているのです。確かにあれは真似できない…見事としか言いようがありません。
さらに着目したいのは、ドナルドの行動ですね。今ではなかなかできない行動を見せてくれます。
綺麗な水着のお姉さん達にデレデレで、キャバ嬢に鼻の下を伸ばすおじさんみたいなことをしています。
挙句の果てには白昼夢を見る始末。お姉さんのかわいさに酔って?という演出ですが、私には危ないお薬に幻覚を見せられているようにも見えてしまいました。き…気のせいですよね、きっと…